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フランス近現代の最重要作曲家であるオリヴィエ・メシアンの最初期の作品のひとつ。２次大戦次にシュレジエンの捕虜収容所に投獄中に作曲・初演された。メシアンの作品は大きく分けて「聖書に基づく宗教的作品」「リズム探求」「トリスタン伝説関連」「鳥の歌」という４つの傾向があるが、この四重奏曲は「ヨハネ黙示録」第10章から直接教示を受けている。８つの楽章はそれぞれが黙示録と照応していると同時に「８」という無限を意味する。 　アンサンブル・インカント ensemble incanto は、1988年ハノーバ-で行われたメシアン音楽祭で結成され、以降精力的に近現代作を取りあげて演奏しているアンサンブル。メシアンの他に、バルトーク、ヒンデミットなどのCD作を発表している。（近藤秀秋）