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フレデリック ブロンディ、レカン ニン / The Exaltation of Two Worlds
[EXIP0023]
販売価格: 2,250 円 (税込)
希望小売価格:2,500 円
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フランスを拠点に、即興演奏から現代音楽まで幅広く活躍するヴェトナム出身のレ・カン・ニンは、シンバルを多用したホリゾンタルなサウンド構成に非ヨーロッパ的な感性を覗かせる打楽器奏者。その彼が、90年代末に"ハブーブ" の結成に参加して頭角を現わしてきた弱冠28歳の若手ピアノ奏者フレデリック・ブロンディと共演したのが『Ealtatio Utriusque Mundi』(2001年10月26-28日録音)だ。現代音楽的なサウンドの弾き散らし、ピアノ弦を弓奏する音響派的なアプローチ、リズムもメロディーも構成しない単独の打鍵、雨音が滴るように間欠的に弾かれるマイナー・コードなど、ピアノが持っている制度的な側面を巧妙に回避するブロンディの戦略が、ミシャ・メンゲルベルク(p) とハン・ベニンク(ds) が打ち立てたデュオの可能性を、一歩先に進める手法や感性を切り開いている。45分27秒。(「音場舎通信」61号) |
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