|
|
河崎純 / 左岸・右岸
[EXJP009]
販売価格: 2,620 円 (税込)
希望小売価格:2,381 円
+税
|
|
コントラバス独奏とデュオで構成した河崎純(b)のデビュー作『左岸・右岸』(02年11月-03年5月録音)で、ミクロなサウンドから極大音へ、アルコの超低速からノイズの超高速へ、まさに左岸から右岸へと瞬時に飛躍するソロを支えるのは、師匠である斉藤徹(b)の垂直に切り立った深い情感とは別種の、途切れることのない執拗な意識の持続である。即興的な対話の相手としてはつかまえにくいこの内省的な時間と渡りあったのは、調律の狂ったピアノで断片化されたサウンドを叩き出す神田晋一郎(p)、クラシカルな姿勢を崩さずに我が道をいく中溝俊哉(oboe)、情景描写的なサウンド構築が大友良英のターンテーブルを思わせる近藤秀秋(g)、J-POP風な発音が詩の身体を身軽にする美声の国広和毅(詩朗読)など。アルバムは河崎を軸にしたExias-Jの多面的な対話の記録でもある。推薦盤。71分19秒。(北里義之、「音場舎通信」第60号) |
|