|
|
|
ホーム > Bishop Records | 狩俣道夫 > 商品詳細 |
商品詳細 |
|
|
狩俣道夫 / ノーアンブレラ、ノータンギング、イフ ノット フォー ザ ルーム
[EXJP020]
販売価格: 2,484 円 (税込)
希望小売価格:2,300 円
+税
*Bishop Records online shop 購入特典:
送料無料(*保険なし郵便のみ/保険付き郵便は送料290円割引)
|
|
息と声の先にフルートを開放する。日本前衛音楽シーン伝説の即興演奏家、初の自己名義録音。
狩俣は、59年生まれのフルート、ソプラノ・サックス、ヴォイス奏者。ベルモント大学で現代音楽を中心に作曲と音楽理論を専攻後、新宿ピットインでの演奏を皮切りに、フリーフォームの即興演奏を中心に日本での演奏活動をしてきた。年に100本を超えるライブに参加する、東京のアンダーグラウンド音楽シーンを支えてきたミュージシャンのひとりでもある。 狩俣初の自己名義CDとなる本作は、2013年より狩俣が続けてきた、「雨」からイメージを膨らませたライブシリーズの延長にある、スタジオ録音作。その大半がフルートによる即興演奏。そこにアメリカのルーツミュージックとしての”God Bless the Child” 、江戸期より繋がる日本歌音楽の香りを残す中山晋平”波浮の港” が挟み込まれ、狩俣独自のこうした音楽センスが、息や声を織り込んだ独特のフルート演奏表現に繋がっていく。
****
『ジャズ批評』 2017.3号
杉田誠一「マイ・ベスト・ジャズ・アルバム 2016」ベスト5選出
****
冒頭の「rain #1」から、ほとばしる息の速度に一気に耳が惹きつけられる。塊として射出された息が、部屋の空気を貫き飛び去る。水平な息の軌跡が沈黙を切り裂く。次第 にクレッシェンドする音の広がりが寸分狂わぬ円錐形を描く。アブストラクトな(だが実際には何よりも具体的な)サウンド・ペインティング。一瞬の立ち上が りの見事さ、触れれば切れるような輪郭の鋭さ、その内部を走る息の層流/乱流の鮮やかさは、卓越した演奏技術の賜物であると同時に、彼の演奏の核心に迷い なく的確にフォーカスした録音の成果でもあるだろう。
これは息の舞踏と呼ぶにふさわしい。ステップの切れ味のみならず、素早く自在に、かつ優美 に撓む音の身体の曲線ゆえに。だがそれはセシル・テイラーが自らの演奏を「10本の指のバレエ」と称したのとは、いささか意味が異なる。セシルにあっては 鍵盤上を跳躍する指の動き自体が、そのままバレリーナの身体に重ねられていたのに対し、狩俣の演奏においては、彼の演奏する指先や唇、舌の動きは、あくま で裏方に過ぎない。ここでプリマは、眼に見えない、だが耳には鮮やかな軌跡を彫り刻む、息の流れにほかならない。それは着地点、接地点を持たない中空のダ ンスなのだ。(福島恵一「耳の枠はずし」2016, entry393) |
|
|
|
|
|
商品詳細 |
|
仕様 |
CD 国内盤
|
レーベル |
Bishop Records |
録音 |
2015年 |
|
(作曲) |
|
(演奏) |
狩俣道夫(flute) |
(収録曲) |
- rain #1
- rain #2
- rain #3
- rain #4
- God bless the child
- umbrella #1
- umbrella #2
- on the blue corner of the room
- Habu no minato #1
- Habu no minato #2
- umbrella #3
|
|
|
|
|
|
|