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 ホーム > Bishop Records | 山口正顯, 渡辺生死 > 商品詳細
 商品詳細
  山口正顯・渡辺生死 duo / 砂山
[EXJP023]

販売価格: 1,944 円 (税込)
希望小売価格:1,800 円 +税

Bishop Records online shop 限定販売品

 
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 東京のフリージャズのメッカのひとつ「高円寺グッドマン」にて長年レギュラーを務める強力ユニットによる、成熟のパフォーマンス。
 1961年生まれの山口正顯(やまぐち しょうけん)は菊地成孔および津上研太に師事、テナーサックスとバスクラリネットを中心に様々なリード楽器を扱う。New Jazz Syndicate参加以降、フリージャズのステージに立ってきた。1950年生まれの渡辺生死(わたなべ しょうじ)は、学生時代に山崎弘にドラムを師事、米軍基地における演奏などのプロミュージシャンとしての活動後、10年ほどのブランクを経てフリージャズを中心に活動するドラム/パーカッション奏者。長きにわたって東京のフリージャズのメッカのひとつである高円寺グッドマンへのレギュラー出演を続けているこのデュオ、フリーフォーム特有の圧力と速度感を保ちながら、「砂山」「赤蜻蛉」「Danny Boy」「Summer Time」「You don't know what love is」などの古い歌音楽のメロディを織り交ぜ、独特の詩情をたたえる音を奏でる。2016年10月13日録音。

「魂の音……おいそれといってはいけないような気がする。それでもことばにできないものと遭遇したとき、わたしたちはその魂を発見しようとする。これはそういうアルバムなのだろう。ふたりの玄妙な呼吸の交感から、魂やらことばにできないものやらを探しあてる。<高円寺グッドマン>を根城に現行フリージャズの最前線に構える山口正顯(サックス)と渡辺生死(ドラムス)。双方のあいだに流れる時間はあまりに濃厚だが、ふしぎと重苦しさはない。吹きに安定感と肉声そのものといえる温度があるからだろう。聴きどころは表題(童謡)のテナー①、バスクラ⑨にわけた二篇と、古時計②、定番⑧。どれも山口以外のなにものでもない。そこに巧妙な距離感で鼓動を差しこむ渡辺の一打一打にも独創的な呼吸がかんじられる。全体にミュートがかった音で、まるで山口の体内から発しているように聴こえてくる。」 (若杉実、「ラティーナ2017.2号」)

「「グッドマン」と「ニュー・ジャズ・シンジケイト」という二つのキーワードを持つこのCDを聴くことは、心の奥に封印されたフリージャズのパンドラの箱を開けるような気持がする。収録曲でわかるように、ポピュラーソングを素材にしたアルバムである。童謡や抒情歌とフリージャズとの親和性は、坂田明が吹く「赤蜻蛉」のフレーズがアルバート・アイラーを彷彿とさせた 76年モントルー・フェスティバル以来、国内外で定評がある。そういう意味ではコンセプト的には新奇なものではない。このアルバムの特異性は、二人の重なり合いの無作為性と覚醒度の差異にある。原曲のメロディを引き伸ばすロングトーンを提示する山口に対し、渡辺は寄り添いと離別を繰り返し、時に相手の存在を忘れたように自分のプレイに没頭する。何となく男女の恋の駆け引きのように聴こえるが、そんなロマンティックなものではなく、むしろ鎮守の森で敵か味方か探り合うように木霊する精霊たちのざわめきに近い。エモーション(感情)の語源はモーション(動作)だが、このアルバムでの二人の表現は、アクション(行為)に至る直前のモーションの生々しいドキュメントと言える。お互いのモーション(動き)を探り合ううちに、しばしば両者が交差し合って、甘い睦みあいや一発触発の睨み合いが勃発する。予定調和を嫌うパラレル・モーション(平行運動)は、自由音楽の聖地で培われた感性の賜物に違いない。高円寺グッドマンと並ぶフリージャズのメッカ、入谷なってるハウスでのライヴ録音。眼前に迫るダイレクトなホーンと、少し離れて反響するパーカッションの音像は、ESP DISKの諸作品、特にアルバート・アイラー『スピリチュアル・ユニティ』を思わせる。ECMよりESPを愛する筆者にとっての魔法の言葉である「シカゴAACM」や「ロフトジャズ」も想起させる、ギミック無しの生のジャズの圧倒的なパワーの前では、小手先の録音テクニックなど吹き飛んでしまう。」 (剛田武、「JazzTokyo」)

「duoが同じ音場に突き抜けるように刺さり、凄いパワーの音像が立ちはだかる。フリーの演奏だけに、この攻めてくる演奏技術を的確に捉え、サックスは音場感なしのベル直結のサウンド。意図が読み取れるし大賛成だ。パーカッションは質感を蓄えた肉厚の音質で迫る。こちらは音場感を上手く使って、パーカッションの反発のエッジを濃くしている。エンジニアの考えがストレートに伝わる。ライブだけに勝手なマイキングが出来ないなかで、管と打のコントラストを質的に使い分け、いい録音だ。」 (及川公生、「JazzTokyo」)

   
 
 
商品詳細  
仕様 CD 国内盤
レーベル Bishop Records
録音 2016年10月13日、東京・入谷なってるハウス
(作曲)
 
(演奏)
山口正顯 (tenor.sax, clarinet, bass-clarinet)
渡辺生死 (drums, percussions)
(収録曲)

1. 砂山 tenor saxophone version (中山晋平)
2. Danny Boy (Traditional)
3. Grandfather's Clock (Henry Clay Work)
4. 渓流(たにがは) (齊藤コメゾウ
5. 赤蜻蛉 (山田耕筰)
6. 音叉 (渡辺生死)
7. You don't know what love is (Don Raye and Gene DePaul)
8. Summer Time (George Gershwin)
9. 砂山 bass clarinet version (中山晋平)


 
 
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