悠久と今をつなぐ音…二十五絃箏/十三絃箏とピアノ、東洋と西洋、古楽と同時代音楽の出会いの中に響くもの。伝統を射抜き現代を照らすMusik Kugel、始動。
Musik Kugel(ムジーク・クーゲル)は、瑠璃(るり:二十五絃箏・十三絃箏)と神田晋一郎(かんだしんいちろう:ピアノ・作曲)のユニット。2021年から準備をはじめ、23年秋に活動を始動させた。この二人ならではのMusik Kugelオリジナル曲に加え、日本の古典、西洋音楽、現代音楽、即興、等を演奏する。
瑠璃は、幼少より箏を、学生時代よりシュタイナー音楽論を学んだ。インド古典楽器とのユニットnouvelle Muse、ピアノとのデュオMusik Kugel、オイリュトミーとのコラボを映像化する「ことのはなプロジェクト」等で活動中。
神田晋一郎は、音樂美學名義で即興演奏を制御するための作曲と演奏を試みてきた。クラシック・現代音楽からジャズ、即興演奏まで様々なジャンルを越境。アルバムもすでに5作を発表。
日本の独特な音楽を作ってきた十三絃箏と、新しいと同時に先祖返りの楽器でもある二十五絃箏には、アジアから中東まで幅広い地域の悠久の時の流れが沁みこむ。これらの楽器と西洋の鍵盤楽器との出会いによって、時に古典的な音楽作品が聴きなれない新しい響きを聴かせ、時に新しい音楽の中に懐かしさを醸し出す。 |