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Stephane Rives / Fibres
[P303]
販売価格: 2,050 円 (税込)
希望小売価格:オープン
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エヴァンパーカー、ジョンブッチャー、ミシェルドネダ、ボブレイニーのような人々によって作られたサクソフォン言語の大胆な改定と拡張を良く理解する聴者は、更なる思考の糧をStephane Rives のソロ・レコーディング『Fibres』に見出すだろう。2つの「Larsen et le roseau」(*Track#1,#5)が生み出すのは、金切声の美徳、継続的に貫かれる奔出、鋭い針の緊張、時折循環呼吸を通して持続される神経の摩耗であろう。3つの「Granulations」(*Track#2,#3,#7)は、泡立つ音を鳴らしながら、重い唾棄あるいは封じ込められた湿気で空間を制圧せんと現れる。アンプリファイされた近接録音によってサックスは歪んだ室内楽となり、加工されないままのノイズで轢り、望まれない屑が音楽の主要素として用いられる。2つの「Ebranlement」(*Track#4,#6)はタイトル通りに騒音を供給する。持続され、マルチフォニック奏法によるドローンが空気を扇動し精神にしみ込み、刃への対峙としてあるもの。 (Julian Cowley, 英『The Wire』誌 2004.2号) |
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